dodaキャンパス活用事例 Vol.29

ダイレクトリクルーティングのみで採用成功!データの活用と密なコミュニケーションが生んだ、内定承諾への道

ツナググループ・ホールディングス株式会社/人材
東京都を拠点とする人材ソリューション会社。アルバイト・パート・新卒採用の代行を中核に、採用活動全般のコンサルティング、ポスティングサービス、求人情報サイト運営、採用イベント運営など、幅広い人材サービスを提供している。
人材サービス業を営む同社だが、昨今の就活早期化・長期化の波には抗えず、苦戦していた。折しも求める人材像の変化もあり、大胆な挑戦として、採用活動をナビサイトからダイレクトリクルーティングへと全面的に切り替えた。その一つとして、24卒から導入したのがdodaキャンパスだった。

業種:人材
規模:690名(2023年9月現在。グループの合計数)
dodaキャンパスご利用の目的:母集団形成

この企業の成功ポイント

  • あえて細かいペルソナを設けず、オファーを繰り返す中で反応のいい学生像を探っていく
  • オファー文章も同様。複数のパターンを最初につくり、PDCAを回す中で厳選していく
  • 少人数説明会や面談など、学生からもコミュニケーションしやすい場を設けて、密な関係を構築する

内定承諾率の低下に、幹部候補となる人材の不足。停滞する選考状況を打破したい

①採用活動の方針

近年の新卒採用のご状況を教えてください

当社は24卒からナビサイトの活用を止めて、ダイレクトリクルーティングを全面的に活用した採用活動へシフトしました。

今、新卒採用は早期化・長期化が著しく進んでおり、当社もその影響を大きく受けてきました。例えば内定の歩留まりもその一つです。内定を出しても、学生が他社の選考を受け続ける方が多く、かつてと比べてどうしても承諾率が下がっていました。

また当社が求める人材像も、この数年で変化しました。当社は2021年にグループ会社を再編統合したばかりで、これからどんどん新しいことに挑戦していくフェーズにあります。一方で、社員の平均年齢は30代前半と、そう若くはありません。ですので、新卒採用の方にも入社後はどんどん意見を発していただき、会社の若返りや新しいチャレンジに力を貸してほしい。そうした幹部候補となりうる、資質・能力や意欲を持った学生を積極的に採用したいねらいがありました。

ダイレクトリクルーティングは、我々が抱えていたこれらの課題すべてに応えうるツールだと捉えています。個々の学生との結びつきを強められる利点は、志望理由に対する動機づけに活用できるでしょうし、学生の志望傾向をはじめとした情報収集にも役立つはず。結果として、内定承諾率を改善できる期待が持てます。また、まだまだ物珍しいツールであるダイレクトリクルーティングに登録し、積極的に活用できているような情報感度の学生は、人材会社である当社にとってぜひ迎え入れたい存在です。ですので、折を見て採用活動全体をダイレクトリクルーティングで動かそうと考えていました。実際に、現在はdodaキャンパスを含めて3つのダイレクトリクルーティングだけで新卒採用を進めています。

まずはどんどんオファー。少しずつオファー対象とオファー文章を厳選し、打率を高める

②導入後の運用

どのような学生にオファーを送りましたか

24卒の採用は「多様性」をテーマにしましたので、細かいペルソナはあえて設定しませんでした。

細かいペルソナがないことで、検索で苦労しませんでしたか

オファーをかけていく中で、どういった学生さんが応じてくれるかを分析しながら、少しずつオファーのターゲットを狭めていきました。例えば「希望職種としてコンサルティングを、希望業界として人材業界を志望している方は◯%承諾してくれている。だから次はこの職種とこの業界の組み合わせで送ってみよう」といったように、です。オファー承諾率が高い組み合わせのパターンがだんだんとわかってくるので、後半はいくつかのパターンを選んで検索していました。

どのような体制で検索やオファーを行いましたか

私の方でいくつかテンプレートとなるオファー文章をつくって、検索やオファーは何人かのスタッフで手分けして行いました。スタッフ一人あたり、1日40通から50通のオファーが目標でした。また当社には採用代行のスタッフもおりますので、手が空いたタイミングで随時オファーを手伝ってもらっていました。

オファー文章もパターンをつくられていたのですね

はじめは、オファー対象にあった方の属性に合わせて、多めにパターンをつくっていました。ただ、相手によって承諾率が変わったように、オファー文章によっても承諾率は変わってきます。ですので、送っていく中で反応が悪いパターンはどんどん切っていって、最終的には数パターンのオファー文章だけ採用していました。この点についてはベネッセi-キャリアさんにも相談にのっていただけたので助かりましたね。

それから、オファー文章内で使うワードにもこだわっていました。時期によって、学生さんに刺さる言葉も変わるんですよ。ABテストをして、使うワードを決めたりしていました。

オファー承諾後はどのように学生へとアプローチしていますか

最大3名の少人数説明会へお呼びしています。弊社はそこまで学生からの認知度が高くはありません。それに今は企業側が一方的に説明をするご時世でもないでしょうから、学生さんから質問や悩みをざっくばらんに話せる場を設けました。また、選考が進んでから改めて考えたり、迷ったりすることもあると思いますので、希望者には選考と選考の間に個別で面談を行っています。関心を持っている事業に従事している先輩社員を呼んで、話をしてもらうこともありました。

2名の採用に成功。dodaキャンパス経由で、たくさんの優秀な学生に選考に参加いただくことができた

③成功のポイントと今後

dodaキャンパスでの採用活動を振り返って、成果はいかがだったでしょうか

2名の内定者承諾者を得られました。2名とも就職活動に対して一生懸命で、当社や業界の下調べもかなり丁寧にされていました。内定に至らなかった方も含めて、当初のねらい通り、就職活動に熱心であったり、情報感度が高かったりする方が多かったと感じています。

また、ベネッセi-キャリアさんのサポートにも助けられました。私は前職がコンサルタントだったのもあって、採用活動はなるべくデータにもとづいて行いたかったんですね。ベネッセi-キャリアさんにご相談させていただき、助けていただきました。PDCAをしっかり回せたのも、そのおかげです。

ダイレクトリクルーティングの活用について、迷われている採用担当者にアドバイスをお願いします

ダイレクトリクルーティングは求める人材にターゲットを絞ってアプローチできる採用ツールです。上手に使えば、集団の中でエース的な位置を占める人物を採用しやすくなります。例えば採用予定者数が100人いたとしたら、10人は「組織の先頭に立てる人物」といったように、ある程度来てほしい人材像が決まっているはず。そういった人物に、効率よくアプローチしたいのなら、ダイレクトリクルーティングを使わない手はないでしょう。

この企業の成功ポイント

  • あえて細かいペルソナを設けず、オファーを繰り返す中で反応のいい学生像を探っていく
  • オファー文章も同様。複数のパターンを最初につくり、PDCAを回す中で厳選していく
  • 少人数説明会や面談など、学生からもコミュニケーションしやすい場を設けて、密な関係を構築する

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