内定承諾率の低下に、幹部候補となる人材の不足。停滞する選考状況を打破したい
①採用活動の方針
当社は24卒からナビサイトの活用を止めて、ダイレクトリクルーティングを全面的に活用した採用活動へシフトしました。
今、新卒採用は早期化・長期化が著しく進んでおり、当社もその影響を大きく受けてきました。例えば内定の歩留まりもその一つです。内定を出しても、学生が他社の選考を受け続ける方が多く、かつてと比べてどうしても承諾率が下がっていました。
また当社が求める人材像も、この数年で変化しました。当社は2021年にグループ会社を再編統合したばかりで、これからどんどん新しいことに挑戦していくフェーズにあります。一方で、社員の平均年齢は30代前半と、そう若くはありません。ですので、新卒採用の方にも入社後はどんどん意見を発していただき、会社の若返りや新しいチャレンジに力を貸してほしい。そうした幹部候補となりうる、資質・能力や意欲を持った学生を積極的に採用したいねらいがありました。
ダイレクトリクルーティングは、我々が抱えていたこれらの課題すべてに応えうるツールだと捉えています。個々の学生との結びつきを強められる利点は、志望理由に対する動機づけに活用できるでしょうし、学生の志望傾向をはじめとした情報収集にも役立つはず。結果として、内定承諾率を改善できる期待が持てます。また、まだまだ物珍しいツールであるダイレクトリクルーティングに登録し、積極的に活用できているような情報感度の学生は、人材会社である当社にとってぜひ迎え入れたい存在です。ですので、折を見て採用活動全体をダイレクトリクルーティングで動かそうと考えていました。実際に、現在はdodaキャンパスを含めて3つのダイレクトリクルーティングだけで新卒採用を進めています。