dodaキャンパス活用事例 Vol.34

丁寧な関係性づくりができたのはDRだからこそ!新たな採用手法を加え、内定者増へ!

サンワテクノス株式会社/商社
サンワテクノス株式会社は東京都に本社を置く独立系技術商社。産業用エレクトロニクス・メカトロニクス関連の装置や機器、部品を提供する代理店事業、企業のグローバル展開をサプライチェーンの面から支援するグローバルSCMソリューション事業、機器や技術を組み合わせて提供するエンジニアリング事業の3つの事業を世界規模で展開している。
これまではナビサイトによる採用活動に加えて、大学訪問も主要な採用活動の一種として力を入れてきた。そこで学生の就職活動の変化を感じ、時流に乗った採用ツールであるダイレクトリクルーティングの導入を決意したそうだ。BtoBの企業らしいダイレクトリクルーティングの使い方や、現状の成果を採用担当の瀬戸口様、西村様に伺った。

業種:商社
規模:1,109名(2024年3月末時点。連結子会社を含める)
dodaキャンパスご利用の目的:母集団形成

ナビサイトや大学訪問などの従来の手法だけでは母集団形成ができなくなっていった

①採用活動の方針

dodaキャンパス導入の経緯をお聞かせください

瀬戸口様:当社はかねてより、ナビサイトと大学訪問を主軸に採用活動を行ってきました。従来からあるスタンダードな採用手法ですが、昨今は他の採用手法も充実してきており、かつ選考の早期化、就職活動に対する学生さんの考え方の変化など、採用市場が目まぐるしく変化しています。
特に、学生さんの変化は大学訪問を通じて強く感じていました。以前であれば先生から学生さんを一定数紹介いただけたのですが、主体的に就職先を選ぶ学生さんが増えていて、学生さんとの接点をあまり持てなくなっていました
折しも、23卒の採用活動の後半で目標となる採用人数が満たせていなかったことから、従来とは異なる別の策を打たなければと、よく耳にするようになっていたダイレクトリクルーティングの活用を検討しました。

その中で、dodaキャンパスをお選びいただいた理由は何でしょうか

瀬戸口様:ダイレクトリクルーティングに興味は持ったものの、「企業から学生さんにオファーを送る」というのがあまりイメージできておらず、かかる工数への不安もありました。その中で数社を比較し、最もサポート体制が優れていそうだと感じたのがdodaキャンパスでした。また、初年度は試験的な導入となりそうだったため、他社と比べてコストを抑えられるのも決め手でした。
従来の採用手法が通じなくなってきているのを肌で感じていた中で、若手の社員も率先して「やってみたい」と意見があり、社内はみな導入に前向きでした。会社としても採用活動の厳しさを十分に理解してくれていたので、導入にあたってのハードルとなる部分はありませんでした。

「知ってもらう方法」を見直し、丁寧な関係性づくりを実現できた

②導入後の運用

オファーから内定までの、大まかな流れをお聞かせください

瀬戸口様:並行して行っていたナビサイト経由でのフローからやや変更し、書類選考と面接の一部をスキップしました。オファー承諾後、学生さんとの個別面談を重点において、その後面接を選考として実施する形です。形式上、エントリー用の書類は提出していただくのですが、あくまで参考資料に留めるよう変更しました。こちらからオファーし、一対一で学生さんとコミュニケーションする関係上、選考にも特別感を出すべきだと考えたからです。

dodaキャンパスの運用についてもお聞かせください

瀬戸口様:まず学生さんの検索ですが、あまり条件を絞らずに、様々な方に広くアプローチすることを重視しました。当社のビジネスモデルはBtoBで、扱う製品も専門性が高いですから、まずは多くの学生さんに「こんな会社があるんだ」と認知してもらう必要があると考えたためです。
そのために、「検討中リスト(※)」を活用しました。条件に合致する学生さんをまとめて検討中リストに追加し、学生さんからオファーリクエストをいただいたら、改めてプロフィールの詳細を検討し、こちらから再度オファーを送る形でマッチを進めました。
オファーリクエストをもらった以上、学生さんは多少なりとも、当社について関心を持ってくれている状態です。一方で、当社について深く理解しているかというと、そうではない。かつ当社も、学生さんについてプロフィール以上のことはわかりません。そこで、選考の前に面談を挟みました。面談で話すのは、学生さんの就活状況や企業探しの軸、それから就活の悩みが中心です。24卒での運用は後半から始めましたので、面談に参加する学生さんも就活で悩んでいる方が多くいました。そういった方の悩みや相談を聞きつつ、学生さんの価値観と当社の価値観がマッチするようなら、「よかったら選考を受けてみませんか」と勧めました。主軸はあくまで学生さんの悩み解決です。

 

※一括で検討中に追加し、学生からオファーリクエストをしてもらうことが可能です。
・検討中追加とは?:オファーを送る前に、興味を持っている旨を学生に通知できる仕組みです。
・オファーリクエストとは?:検討中の通知が届いた学生が企業に興味を持った場合に、オファー送信を希望している旨を企業に対して通知できる仕組みです。

25卒での運用は、何か変化がございましたか

西村様:大きな流れは変更しておらず、基本は様々な人に広くアプローチすることです。
ただし、学生さんのプロフィールを読んで「こういった点に惹かれた」、「こういった点が当社とマッチすると思った」といったような、それぞれの学生さんのPRに対してカスタマイズして返信するように変えました。
検索軸はあまり絞りすぎないように、活発な学生さんに対して広く探すようにしたのは成功だったと感じています。

内定承諾者数は想像以上、新たな縁も発見できた

③成功のポイントと今後

24卒・25卒の採用活動の手ごたえはいかがでしょうか

瀬戸口様:24卒は4名、25卒は6名から内定承諾をいただきました。特に24卒は、導入時期が遅かったこともあり、正直1、2名採用できれば十分だと考えていました。思った以上に採用できて驚きましたし、何より嬉しかったですね。
当社の強みは「人を大切にする」ことだと考えています。制度的には研修が充実していて、入社してからじっくり成長していただくことを人材育成の方針としています。また、風土的には親切な社員が多いですね。面識のない社員でも、いざ話すと親身に説明したり、聞いたりしてくれる人が多いです。
こうした社風が伝わるのか、もともと個別説明会などでお話できた方は、選考も受けてくれやすい傾向がありました。その機会を持てなかったのが最近の採用活動だったのですが、学生さんと一対一でコミュニケーションできる機会を持ちやすいダイレクトリクルーティングは、当社にとてもマッチした採用ツールだと捉えています。

今後、dodaキャンパスで挑戦したいことをお聞かせください

瀬戸口様:25卒の採用活動では、これまで縁がなかった地域や学生さんとたくさん接触できました。大学訪問を採用活動の主としていた当社にとっては、大きな収穫です。今後も様々な地域、学生さんに、継続してアプローチしていきたいです。
また、就職活動も採用活動も、近年大きく様変わりしました。当社も今も苦労しておりますが、それは学生さんも変わらないのかもしれません。採用ツールが多様化し、学生さんも主体的に活動する必要が出ていますし、情報過多になりやすいのではと考えています。だからこそ、学生さんに寄り添って悩みや相談を聞く、学生さん中心の採用活動の姿勢は、これからも変えずに続けていきたいです

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