
内定承諾者数の確保と早期離職の防止
①採用活動の方針
中山様:24卒の採用活動は4年生4月から、25卒は3年生6月から、26卒は2年生2月から、それぞれスタートしました。
24卒はいわゆる就活解禁日に合わせたのですが、予想以上に市場が早期化しており、ある時期には目標としていた内定承諾者数の3割も満たせていない状況でした。入社後の早期離職者も多かったことから、採用活動全般を立て直す必要が生じました。
質も量も追うのであれば早期化への対応は必須。そう感じ、25卒は大幅に採用スケジュールを前倒ししました。結果として、魅力的な人材に数の内定を出せたため、早期の採用活動を26卒でも継続しようと決めました。
本格的な採用活動に先行して、低学年も参加できるイベントを開催したところ、2年生は30~40人も集まりました。この状況ならいけると踏んで、2月から採用活動を開始しました。
中山様:初期、中期、後期と時期別にフローを分けました。
初期は3年生の夏頃までに接触できた学生さんが対象です。接触後、1~2日の短期インターンシップに案内し、自社ターゲットに合う学生さんは続けて長期のサマーインターンシップに案内。インターン中の実績を考慮して、採用を決定します。
中期は、3年生の夏以降に接触した学生さんが対象で、後期は、3年生の冬以降に接触した学生さんが対象。それぞれ、集団説明会や書類選考、面接と、スタンダードな流れで採用を決定します。
中山様:大学の夏季休暇を利用し、自由に日付を選んで15日間出勤していただく有給の長期インターンシップです。当社はグループ会社が同じビルに入居しており、各社がインターンシップ生を募集しています。これらグループ会社を含め、学生さんに希望部署を聞いて配属し、期間を15日間かつ選択制としたのは、他社のインターンシップにも参加できるようにするため。当社の優先度が一番でなくても、遠慮なく参加してもらえるように設計しました。研修内容はほぼ実務と同じで、指導はもちろんありますが、入社後と変わらないタスクを与えます。