dodaキャンパス活用事例 Vol.41

初めてづくしのDR。
ツールの特性を生かしたコミュニケーションで、早期化の対応に成功!

株式会社シンサナミ/エネルギー
株式会社シンサナミは、神奈川県に本社を置く総合エネルギー会社。LPガスの供給や電気販売、ガス機器の提案や販売、保安事業を手がけている。また、リフォーム事業や設備エンジニアリング事業など、エネルギー以外の事業も積極的に展開している。
dodaキャンパスの利用を始めたのは、27卒の採用活動から。早期化に迫られる中で、学生に対して企業から直接アプローチできるツールを探していたとのことだった。初めての新卒×ダイレクトリクルーティングを、どういった工夫で活用しているのか、採用担当の井手様・髙橋様に伺った。

業種:エネルギー(電力・ガス・石油・新エネルギー)
規模:67名(2025年11月末時点)
dodaキャンパスご利用の目的:母集団形成

未経験の二人で、厳しい新卒市場に向き合う

①採用活動の方針

株式会社シンサナミ様は27卒の採用活動から、初めてのダイレクトリクルーティングにdodaキャンパスをご活用されています。導入に至った経緯をお聞かせください。

井手様:私が新卒採用に関わるようになったのは、2024年度からです。それまで中途採用の経験はあったのですが、新卒採用は初めてでした。また、髙橋は2024年度に新卒で入社し、新卒採用どころか、何もかもが未経験。そんな1年目同士の二人のタッグで、26卒の採用活動に臨むことになりました。
実際に取り組んでみて、とにかく驚いたのが、新卒採用の早期化でした。話には聞いており、想定もしていたのですが、当社がエネルギー業界の中でも、特にLPガスというややニッチな分野を取り扱っているのも影響してか、各種イベントの集客はなかなか難しいものがありました。
これまでのように、ナビサイトのみでただ待っているのでは心もとない我々から、早期に学生さんへとアプローチしていかなければ取り残されてしまう。そうした危機感から、採用ツールの見直しに向かいました。

初めてのダイレクトリクルーティングに不安はありませんでしたか。

井手様:全くなかったわけではありません。利用するのは情報感度の高い学生さんで、中小企業に目を向けてくれるのだろうか、と心配していました。ただ、26卒の「仕事体験」の内容を大きく変えたところ、学生さんから多くの好評をいただいたので、発信の仕方次第では通用する部分があるかもしれない、とも感じていました。どちらかというと、現状の採用活動への危機感の方が強かったですから、ただ手をこまねいているくらいなら挑戦すべきだろうと判断しました。

数あるダイレクトリクルーティングから、dodaキャンパスを選ばれた理由はなんでしょうか。

井手様:私が中途採用に関わっていたときにdodaさんのツールを使っていて、とても信頼していたので、初めてのダイレクトリクルーティングもdodaブランドのツールで闘うつもりでした。また、コストが安価だったのも、迷わずに導入へ動けた要因の一つです

“今”の学生に刺さるオファー文と、濃い返信で関心を引く

②導入後の運用

27卒の採用活動の基本的な動きを教えてください。

井手様:26卒は夏休みに開催する「仕事体験」に向けて7月から動き出したのですが、それでは遅いと感じましたので、27卒は1ヶ月動きを前倒しし、6月からdodaキャンパスのオファーを送り始めました。

どのような検索軸で学生を探しましたか。

井手様:希望する勤務地が神奈川県の方に対してオファーを送っていました。あえて業種や職種での絞り込みは行いませんでした。早期だとしても希望勤務地は変えたくないと思っている方が多く、志望する業種や職種はまだ絞っていない方が多いと予想したからです。

初めてのDRでは、オファー文を考えるのも難しい部分があると思います。どのように検討されましたか?

井手様:カスタマーサクセスの方に何度も相談させていただいて、少しずつ形にしていきました。また、オファー文は私ではなく、髙橋に考えてもらいました。新卒で入社したばかりだからこそ、学生さんに響く、親しみのあるオファー文を考えられると思ったからです。

髙橋様:特に冒頭文にはこだわりました。学生さんが最初に読む部分であり、この印象次第で読みたいと思うかが変わるからです。例えば、「【早期選考案内特典!】エネルギー事業×勤務地確約配属×月平均残業6.6時間~1Day仕事体験のご案内~」といったように、特典付きのオファーであることや、当社が位置する業界、待遇のメリットを端的に伝えることに注力しました。私自身、就職活動では早くから「全国転勤は避けたい」「残業は長くない方がいい」と、「これは避けたいな」と思う軸がいくつかありました。箇条書きのように、いくつもの要素を組み合わせて作成したのは、こうした学生さんの軸のどれかに触れられたらと考えたからです。

井手様:なお、1通目のオファー文はどの方も共通の内容です。ただ、オファーを承諾してくれた学生さんに対しては、一人ひとりじっくりカスタマイズして返信しました。例えば、企画に興味がある学生さんには「企画に近い業務も仕事体験の中で説明するので、よろしければご参加ください」といったように、です。最初からすべて個別対応だといくら時間があっても足りませんが、関心を持ってくれた学生さんとはできる限り質的なコミュニケーションを取りたかったので。

仕事体験は、どういった内容のイベントでしょうか。

井手様:短期の仕事体験に、業界や仕事内容の説明会を加えたイベントです。以前から実施していたイベントですが、説明会の内容は私たちの着任後に大きく変更しました。というのも、以前の説明会の内容はエネルギー業界を志望している人向けの詳細な説明ばかりに終始していたからです。もっと間口を広く取れる説明でないと、早期のイベントには適していないと判断しました。
ここでも髙橋に活躍してもらいました。まだ1年目でしたので、私から「これわかる?」「こっちはどう?」とどんどん質問し、業界の知識がゼロの方が本当に知りたいことや、理解できるレベル感を探りながら内容をアップデートしました。また、「人事から見たES・面接対策」など、業界に関係なく役立つコンテンツも盛り込んでいます。
加えて、最大でも一度に4名ずつの参加と、小規模なイベントであることを利用して、オファーの段階でわかっている学生さんの個々の関心を説明に加えるなど、アドリブで内容を変更することもありました。

夏のイベントの集客が大きく改善!選考の手ごたえも上々

③成功のポイントと今後

27卒の採用活動について、現状の手ごたえをお聞かせください。

井手様:「仕事体験」は、昨年度までと比べて申込みが増え、キャンセル率も劇的に改善されました。その後のグリップも良いですね。他媒体と違って、最初に接点を持った段階から顔が見えるコミュニケーションを取れるからでしょう。先にお伝えした通り、私たちはオファー承諾者への返信に力を入れています。また、企業ページには私たちの顔写真と自己紹介も掲載しています。私たちもまた、学生さんのプロフィールをよく見ていますから、イベントで初めて会っても、「はじめまして感」が全然ないんですね。イベント後も印象が残りやすく、多くの方と密なコミュニケーションを取りながら選考を進められています。中には、私の自己紹介に書いてある出身地や高校・大学を見て、「自分の先輩にあたる経歴だから関心を持った」と話す学生さんもいました。その方は私にとても心を開いてくれて、積極的に自己開示しながら選考に臨んでくれました。他の学生さんも、意欲や関心、経験が秀でている方がたくさん選考に進んでくれています。質・量ともに、1ヶ月前倒しして動き出した成果は十分得られました。

dodaキャンパスを使ってみてのご感想も、伺わせてください。

井手様:総じて、オファーが送りやすかったですね。特に学生さんのプロフィールのうち、勤務地や業種・職種など、自社とマッチしている情報が強調して表示されるのは便利でした。プロフィールの情報量が多いのも良かったです。スキルや経験、将来像などを通じて関心を把握できたからこそ、その学生さんに合った説明を仕事体験で行うことができました。

最後に、今後の活用のご展望をお聞かせください。

井手様:27卒については、これから学生さんの志望業種や職種が絞られてくると思いますので、ファーストコンタクトの段階で、もっと個別にカスタマイズしたオファーを送ってみようと考えています。既に大きな手ごたえを得られていますので、28卒以降も同じペースでdodaキャンパスを活用し、より良い採用活動につなげていきたいです。

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