①導入前の課題
競合は大手有名企業
新卒、中途採用だけでなく、人事制度、給与・労務管理、社員教育など人事部門全般の責任者をしています。
転職を2回しておりますが、ずっと人事にいて、約15年間人事・採用を行ってきています。
主に大手ナビサイトからの集客に加えて、合同説明会に出展して採用をしていました。
合同説明会は大規模なイベントから、数社だけの個別説明会まで幅広く参加してきました。
いわゆる営業会社なので、学生に対して個別に対面で口説くことを重視して採用を行ってきました。
ナビサイトでの集客では、海外にも事業展開していたため「海外」をキーワードにして会社情報を掲載していました。
BtoBで知名度が低く、学生に対する訴求力がないため、人や営業の魅力というポイントで訴求をしていくしかありませんでした。
「海外」というキーワードで集客をしても、採用競合となるのは規模が大きく有名な海外展開企業。
そういったところに学生が流れていく中で、「会社としての魅力をどのように打ち出していくか」「その魅力をどう学生に伝えていくか」というところに課題を持っていました。
「海外」をキーワードに、大手有名企業に勝てる人事制度に変更しました。
例えば、1年目から海外出向に挑戦できる制度を作ったり、自分で配属先に立候補できる制度を作り、それを学生に伝えてきました。
結果的にここ1~2年の入社理由を聞いていると、大手や他社には無い「若いうちから挑戦できる会社」という点で選んでくれた社員が増加しています。
ナビサイトでの応募も徐々に増加してきており、制度づくりによって、競合に負けない魅力づくりが少しづつ出来てきていると感じています。