dodaキャンパス活用事例 Vol.6

合説・イベント頼りからの脱却!
知名度が低い企業の採用競争力向上は個別面談がカギ

レカム株式会社 / オフィスIT・エコ関連機器の専門商社


「BtoBソリューションプロバイダーとして世界を代表する企業グループになる」
という経営目標を掲げ、オフィスIT製品等を販売するレカム株式会社。

新卒採用では例年、合同説明会などのイベントを中心に採用活動をしていた。
21卒採用では、新型コロナの影響を受けてしまい、
直接学生と出会うことができなくなってしまった中で、
2020年5月よりdodaキャンパスの利用を開始した。


規模:615名(グループ計)(2019年12月末現在)
dodaキャンパスご利用の目的・効果:母集団形成・費用対効果の抑制

      レカム株式会社
      人材開発部 部長 淡嶋様(人事歴:約15年)

この企業の活用ポイント

  • 採用競争力を生み出すために人事制度から見直し
  • ターゲットごとにオファーの方法を分けて効率的に送信
  • 個別面談ではキャリアノートの情報を活用しながら、承認欲求を満たす面談を実施

①導入前の課題

競合は大手有名企業

はじめに、淡嶋様の役割・経歴について教えてください

新卒、中途採用だけでなく、人事制度、給与・労務管理、社員教育など人事部門全般の責任者をしています。
転職を2回しておりますが、ずっと人事にいて、約15年間人事・採用を行ってきています。

これまでの採用手法について教えてください

主に大手ナビサイトからの集客に加えて、合同説明会に出展して採用をしていました。
合同説明会は大規模なイベントから、数社だけの個別説明会まで幅広く参加してきました。

いわゆる営業会社なので、学生に対して個別に対面で口説くことを重視して採用を行ってきました。
ナビサイトでの集客では、海外にも事業展開していたため「海外」をキーワードにして会社情報を掲載していました。

これまでの採用手法にはどのような課題がありましたか

BtoBで知名度が低く、学生に対する訴求力がないため、人や営業の魅力というポイントで訴求をしていくしかありませんでした。

「海外」というキーワードで集客をしても、採用競合となるのは規模が大きく有名な海外展開企業
そういったところに学生が流れていく中で、「会社としての魅力をどのように打ち出していくか」「その魅力をどう学生に伝えていくか」というところに課題を持っていました。

そのような課題についてどのような対策をして来られたのでしょうか

「海外」をキーワードに、大手有名企業に勝てる人事制度に変更しました。
例えば、1年目から海外出向に挑戦できる制度を作ったり、自分で配属先に立候補できる制度を作り、それを学生に伝えてきました。
結果的にここ1~2年の入社理由を聞いていると、大手や他社には無い「若いうちから挑戦できる会社」という点で選んでくれた社員が増加しています。
ナビサイトでの応募も徐々に増加してきており、制度づくりによって、競合に負けない魅力づくりが少しづつ出来てきていると感じています。

②導入の決め手

イベントの代替手段として本格導入

今回「dodaキャンパス」を利用いただいた背景を教えてください

もともと他社のダイレクトリクルーティングサービスを18卒から導入していました。内定辞退によって発生した欠員の補充をする目的で、公務員試験が終了した方や、海外にいた方などをピンポイントで狙って、4年生の10月~11月頃に利用していました。

時期も遅めだったので、1名採用できれば、という程度の考えで利用していましたが、今回の新型コロナの影響により、合同説明会が軒並み中止となってしまったため、イベントの代替手段として本格的に利用することにしました。
「dodaキャンパス」は、成功報酬ではなく前課金の定額制で価格も手ごろだったため導入しやすかったです。

「dodaキャンパス」を利用した成果はいかがでしたでしょうか

4年生の5月から利用を開始しましたが、12月初旬までの現時点で21名の内定承諾を獲得しています。
良くても10名が限界かなと思っていたので、期待を大きく上回りました。
ナビサイトからの内定承諾が15名なので、最も採用しているツールになります。

結果的に、合同説明会などのイベントで確保しなければならなかった人数を「dodaキャンパス」だけで補うことができており、大変満足しています。

特に費用対効果については、これまでは1名採用につき30万円ほど掛かっていましたが、「dodaキャンパス」では一人当たり3万円を下回る金額に収まっています。
 

歩留まりに関してはいかがでしょうか?

歩留まりも大変良かったです。
ナビサイトだと今回エントリー数が約800名で、そのうち説明会参加が300名弱、内定出しが約40名、内定承諾が15名です。
「dodaキャンパス」では、オファー承諾が約450名、そこから面談参加が8割程で、内定出しが30名強、内定承諾が21名となっています。

接点を持てた学生の数はナビサイトの半分程度でしたが、採用人数はナビサイトを上回る結果となりました。
「dodaキャンパス」では個別面談への呼び込みをしたため、単純比較はできませんが、それでも想定以上の成果だと思います。

③上手く活用できている理由

個別面談への誘致とターゲットごとの送り分け

「dodaキャンパス」を導入する際にどのようなことを工夫されましたか

まず、先ほども言いましたが個別面談への誘導ですね。
認知度が低いので、オファー文だけで学生に魅力を伝えて惹きつけることは難しいと考えて特別感のある個別面談への誘導をしました。

また、個別面談は全て私が対応しました。多い日で1日6~7人と面談を行いました。
基本的にはオンラインですが、希望する学生には来社もOKとしました。

さらに、面談では特別感を演出し、承認欲求を満たすことを意識していました。
面談前には「dodaキャンパス」のキャリアノートを読み込み、
「全部読んでいるよ。」ということを伝えながら、「あなたのここがすごい。こういう強みがレカムに合っていると思う」と伝えていました。
動画を使ったり、照射資料を工夫したりして会社に来たのと同じくらいの情報量を持って帰ってもらえるような工夫も行いました。

オファーを送信する上での工夫はありますか

毎日1時間程度を送信作業に充てていました。
効率良く送信するために、まずは商社・営業を第一希望に入れている学生を検索してオファーを送信
それ以外の学生は、まずは検討中に追加しました。
検討中に追加すると、学生からオファーリクエストが来ることがあるので、来たら正式にオファーを送信しました。
逆に、送らないように気を付けたのはプロフィールを見て社風に合わなそうな人や、営業希望だけど、事務職を上位の希望にしているような学生です。

オファーをすぐに送る学生と検討中に追加する学生、送信しない学生を分けることで効率的に送ることができたと思います。

④今後の活用

認知度の低い企業は、対面での惹きつけが重要

最後に22卒ではどのように「dodaキャンパス」を利用されるご予定でしょうか

採用の柱として取り入れていきたいと考えています。
21卒でコロナ影響により「dodaキャンパス」を利用しましたが、結果的に利用して正解でした。

我々のような認知度の低い企業は、対面で学生を惹きつけていくことが重要だと考えています。
イベントは直接学生と会えるという意味では弊社と親和性が高い手法ですが、ダイレクトリクルーティングは、学生の意識も高いと感じますし、ツールの特性上、気軽に承諾をして対面でのコミュニケーションにつなげることができる点でも、弊社のような会社には合っているなと感じます。

この企業の活用ポイント

  • 採用競争力を生み出すために人事制度から見直し
  • ターゲットごとにオファーの方法を分けて効率的に送信
  • 個別面談ではキャリアノートの情報を活用しながら、承認欲求を満たす面談を実施

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