コロナ禍で減少した、直接学生と接する機会を増やしたい
①採用活動の方針
採用担当S様:最初のきっかけはコロナ禍でした。当社は全国に事業所を設けていて、採用も全国で行っています。そのため、かつては各地の様々な合同説明会に直接足を運び、学生と対面していました。しかし、コロナ禍を受けて、合同説明会への参加を自粛する方向へ。学生と接点を持つ新しい方法を探る必要を感じ、オンライン形式の合同説明会や、ナビサイトが提供するスカウトサービスを試しました。
これが意外と悪くなかったのです。全国の合同説明会へと出張するのは、担当者の負担が大きいですし費用もかかります。それらがすべてオンラインでできるのは、とても効率的でした。しかもスカウトサービスなら、個別の学生と直接やり取りまでできる。使ってみて、いいことばかりだと気づいたので、「ナビサイトが提供するスカウトサービスではなく、スカウトだけに特化したサービスを使ってみてもいいのでは」と考えました。
一方で、ダイレクトリクルーティングにまったく不安がないわけではありませんでした。例えば情報感度が高く、当社を第一志望にしないような学生しか登録していないのではないか。既存の採用手法に比べて、担当者への負担が大きいのではないか。期待する面もありつつ、心配に思う気持ちもあったのが正直なところです。
採用担当S様:営業の方からの熱心な説明を受けて、不安を払拭してくれたからです。地方在住の方やUターン・Iターン志望の方、様々な大学群の方が偏りなく登録されていることをデータで証明してくれましたし、工数面での負担が心配ならオファー代行を活用する方法があるともわかりました。
それから市場調査で、学生の満足度が高かったのも大きかったです。学生からしても、就活サービスにはたくさんの選択肢があります。私自身、就活時はいろいろなサービスに登録しました。一方で、実際に活用するサービスは一つか二つがいいところです。使うなら、学生にきちんと選ばれていて、学生とコミュニケーションし続けられるサービス以外考えられませんでした。