dodaキャンパス活用事例 Vol.27

dodaキャンパスで企画職の採用に成功!活用する中で感じた通年採用の可能性

株式会社DINOS CORPORATION/通信販売
「ディノス」ブランドに代表される、総合通信販売会社。テレビ通販、カタログ、インターネットの3つのメディアで、家具・ファッションから健康食品まで、様々な商品を販売している。事業の多角化にも力を入れており、オリジナルの化粧品ブランド開発や、フラワーネット事業、催事・店舗事業も展開している。
事業の柱が通信販売であることから、新卒採用の主なターゲットはマーチャンダイザ―(以下、MD)志向の人材。獲得したい人材像がある程度絞られることから、ダイレクトリクルーティングには早期から関心を寄せていた。


業種:通信販売業
規模:709名(関連子会社含む全体975名、2023年3月31日現在)
dodaキャンパスご利用の目的:母集団形成

この企業の成功ポイント

  • オファーの打率を分析しつつ、自社に関心を寄せるであろう学生のペルソナを精緻化し続ける
  • 学生のプロフィールは一人ひとり丁寧にチェック。特に描く将来像はしっかり見て、自社とのマッチ度を測る
  • オファーの冒頭で、キャリアの特長を最大限アピールする

現場の意見を反映した、「MD志向」の学生を獲得したい

①採用活動の方針

新卒採用における、貴社が求める人物像と、実際の採用活動のご状況をお聞かせください

岩崎様:当社は家具・ファッションを軸とした総合通信販売事業を営む会社であり、商品の企画を手がけるMDが基幹的な職種となります。ですので、新卒採用は募集職種こそ総合職としていますが、MDとして活躍できる人材とのマッチングを最重要視しています。

当社が考える、MDに求められる資質・能力は大きく分けて「コミュニケーション(調整・交渉)力」「情報収集・活用力」「発想力」「行動力」の4つ。いずれも現場でMDとして活躍している人材にアンケートを取って検討した資質・能力です。例えばコミュニケーション力についてですが、当社はあくまで通販会社であり、工場を持っているわけではありませんので、モノを一からつくることはできません。商品の製造は別にメーカーにお願いしています。メーカーの方々と信頼関係を築き、スケジュールや価格などの交渉を行ったり、業界に関する情報を仕入れたりしていくうえで、コミュニケーション力は大きな強みとなるでしょう。

このように、求める人物像がはっきりしていましたので、学生さんへとピンポイントにアプローチできるダイレクトリクルーティングにはもともと関心があって、dodaキャンパスの導入前から他のサービスを活用していました。ただ、以前はあまり採用実績を挙げられておらず、改めてサービスを検討し直し、dodaキャンパスの導入に至りました。

dodaキャンパス導入の決め手を教えてください

岩崎様:登録学生数が多かったこともそうですが、私としてはサポート体制に期待しました。会社としては以前からダイレクトリクルーティングを活用していたのですが、私自身は採用担当になって日が浅く、そもそもどう運用すべきツールなのか理解するところから始まったからです。サービスを選んでいる中で、ベネッセi-キャリアの担当者は細かい質問にも丁寧に答えてくれて、導入後も相談にのっていただけそうだと感じました。

また、他のサービスに比べて使いやすい画面で、検索やオファーに取り組みやすそうだと感じたのも大きかったです。

「希望業界」と「描く将来像」から、マッチ度の高い学生をあぶり出す

②導入後の運用

どのような観点で、オファーする学生を選んでいますか

岩崎様:過去の採用活動を振り返ると、同業種はもちろん、メーカーを志望している方も面接で好感触であったり、入社に至ったりしているケースが多いようでした。そのため、メーカーを志望している方には導入初期から積極的にオファーを送りました。あくまで社内の肌感覚でしたので、最初は本当に合っているか自信がなかったのですが、ベネッセi-キャリアさんから提供いただくデータを見ると、実際にメーカーを志望している方のリアクションはいいようで。エビデンスが取れたということで、今もこのオファーの姿勢は変わっていません。

また、気になった学生さんのプロフィールは一通りすべて読んでいるのですが、特に「自己PR」「希望条件」「将来像」は丁寧にチェックして、マッチするかどうかを検討しています。中でも重要なのは「将来像」の内容ですね。「新しい商品やサービスを生み出したい」と考えている方はもちろんとして、「人の幸せに携わってみたい」「人を満足させたい」と考えている方も、当社のアピール次第でよく関心を持ってくれる可能性があるからです。

オファーに関して、工夫していることはありますか

岩崎様:当社の特長の一つに、キャリアの浅いうちから商品開発に携われる点が挙げられます。学生さんにはぜひ知っていただきたい特長であり、かつMDを志向する方に対して強いアピール材料にもなりますので、オファー文の冒頭でこの特長について説明しています。といっても、最初はどう書けばいいかわかりませんでした。そこで、ベネッセi-キャリアさんに相談させていただき、「このターゲットなら、こうしたオファー文が好印象を持ってもらいやすいですよ」とアドバイスしてくれたからできたことですね。

オファー後の選考の流れを教えてください

岩崎様:併用しているナビサイトでエントリーしてきた方と、流れ自体は変わりません。会社説明会等のイベントにご参加いただいたうえで、希望者には選考に進んでもらっています。ただし、ダイレクトリクルーティングの場合、せっかく学生さんと一対一でコミュニケーションが取れますから、説明会の日程が合わない場合や、特にプロフィールが充実している方に対しては、個別で面談を実施する場合もあります。

オファーも説明会も面談も、岩崎様が一人で対応されているようですが、運用は大変ではありませんか

たしかに、はじめは慣れが必要でした。ただ、学生探しやオファー自体はルーティン化しやすく、思ったよりも時間が取られるものではありませんでした。決まった検索軸で学生さんを探し、プロフィールを見て、当社とマッチするところを探すだけですので。例えば毎日何時から30分だけ取り組むといったように決めてしまえば、すぐ日常の業務の一部になると思います。

説明会の流入度は劇的に向上
今後の採用ターゲットの広がりも見られた

③成功のポイントと今後

dodaキャンパスでの採用活動を振り返って、成果はいかがだったでしょうか

岩崎様:24卒の採用活動については、採用人数はもちろん、その他の面でも様々な成果が残せました。一つは、採用ターゲットの広がりです。24卒ではこれまで当社とあまり縁がなかった大学の方や、全国各地の方を多く採用できました。また採用まで至らずとも、面接の評価が高い方も多くいて、「こういう学生層にアプローチするのもいいな」と、採用活動の価値観をアップグレードできました。

また、採用人数そのものではありませんが、他のサービスを活用していたときと比べて、説明会への流入人数も非常に高い数字を出せました。当社が求める人物像や水準と、dodaキャンパスに登録している学生さんがよくマッチしているからでしょう。特にこの点は、次年度以降の継続を決めるポイントにもなりました。

採用活動全体の、今後の展望をお聞かせください

岩崎様:年々ナビサイトでの人材確保が難しくなってきています。24卒では併用していましたし、実際に内定者も得られてはいるのですが、当社はもともと採用予定人数がそれほど多くはありません。費用対効果の面で、ダイレクトリクルーティングは非常に優れていると感じていることもあって、将来的にはダイレクトリクルーティングのみで採用活動を行っていきたいと考えています。

また、ダイレクトリクルーティングは早期に学生さんと接触できる利点がありますが、一斉採用を続けていると、早く接点を持っても結局選考まで時間が空いてしまうというジレンマがあります。今後ダイレクトリクルーティングでの採用をさらに強化していくのであれば、通年採用への切り替えも検討したいです。

この企業の成功ポイント

  • オファーの打率を分析しつつ、自社に関心を寄せるであろう学生のペルソナを精緻化し続ける
  • 学生のプロフィールは一人ひとり丁寧にチェック。特に描く将来像はしっかり見て、自社とのマッチ度を測る
  • オファーの冒頭で、キャリアの特長を最大限アピールする

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