新体制ではじめての新卒採用のプロジェクト。目標も去年比3倍になる中、ターゲット学生を目標人数採用できるか不安。
①役割とミッション
平尾様:採用活動は当社の人材を確保するために行っている活動です。同時に、我々はその活動を通して学生の夢や希望を実現する手助けができるはずだと考えています。どんな将来像を描くか、どんな業界や職種を志すか、多くの学生は採用活動を通して固めていきます。当社に入社するにしても、他社に入社するにしても、学生が納得したうえでその学生に合った道を選んでほしい。だからこそ、どうすれば相互に理解し合えるか、人生を考える手助けができるか、コミュニケーションの方法をはじめ、その人個人との向き合い方を真摯に考えることを心がけています。
例えばですが、我々は一次選考中、「この内容をアピールしたほうがいい」「エピソードはいいのだから自信を持って話したほうがいい」と、その場でフィードバックを行います。他社での面接を含めて、最大限力を出し切ってほしいからです。その際かける言葉にも気を遣っていますし、面接後に二人で「もっとこう伝えるべきだった」と話し合うこともありました。
大里様:第一に、新卒採用の目標人数を大幅に増やしたこと。当社はもともと中途採用での人材確保が中心だったのですが、事業の拡大に伴って新卒採用にも力を入れる流れができ、前年の目標人数10人から30人へと、実に3倍も目標人数を増やしました。
次に、まったく新しい採用チームだったこと。平尾は中途入社とはいえ入社1年目、私も中途採用チームから新卒採用チームに移ったばかりで、採用ツールをはじめとした昨今の新卒採用の時流には明るくありませんでした。
平尾様:「どうやって3倍なんて人数を……?」と手探り状態から始まりましたし、気持ちの面でも不安は大きかったですね。