目標人数重視の採用活動から、質重視の採用活動にシフトしたい
①採用活動の方針
ずばり、入社する学生さんの質です。当社は社員理念として「誠実・努力・信頼・感恩」を掲げています。仲間やルールに対して誠実であり、絶え間なく努力でき、関わる人々に感謝と敬意の気持ちを抱くことが、当社の社員に求められる基本的な資質です。ところが、この理念に沿う新卒社員が近年減少傾向で、危機感を感じていました。
この課題は、当社の採用活動が“数”ばかりを追ってきたことに原因がありました。採用目標人数が100人なら、辞退率を考えて130人、150人と多めに内定を出します。中にはカルチャーマッチしないと思っても、その他の部分で評価に値する内容があれば積極的に内定を出す場合もありました。それでは当然、価値観が合う学生さんなど求められないでしょう。採用活動の姿勢自体を見直す必要がありました。
いわゆるナビサイトを通じた採用活動は、学生さんが来るのを受動的に待ちます。そうすると、なんとなく応募した学生さんも増えてしまいます。それって実際どうなんだろうと感じたんですね。待ちではなく攻めの姿勢で、我々が求める価値観やスキルを持っている学生さんにこちらからアピールするほうが、結果的に活躍できる社員を獲得できる打率は上がるはずでしょう。規模は多少減ってもいいので、価値観が合う“強い母集団”形成にこだわろうと考えて、ダイレクトリクルーティングの活用を検討し始めました。
dodaキャンパスと前後していくつかダイレクトリクルーティングを活用したのですが、中でも特に採用人数を確保できたからですね。また採用活動の後半に導入したのですが、それでもアクティブなユーザー数が多かった点も印象的でした。
加えて、学生さんと接触できる機会の豊富さも魅力でした。他のダイレクトリクルーティングの場合、一ヶ月で〇人など、オファーを打てる数に上限を設けられている場合が少なくありません。その点dodaキャンパスは、学生さんとマッチしなかった場合、オファーできる数が戻ります。制限にとらわれず、自由にオファーを打てるのは使いやすいと捉えました。