就職活動をはじめる時に、みんなはまず何からはじめますか?
「自己分析からはじめることだって聞いた」「好きな業界から調べていこうと思う」「インターンへの参加」「OBOG訪問」「まずは検索して情報収集から」「Twitterの就活アカを作って口コミをつかむ」などなど、たくさんの方法、How Toの情報が溢れています。
21卒の先輩からは、情報を集めれば集めるほど、何が正解かと悩んでしまった、という声をたくさんいただきました。これからたくさんの選択肢や情報に触れるみんなには、ぜひ、「じぶん」軸を大事に、選んで・決めて、充実した就職に向かってほしい。
そんな思いで、5月18日(月)19:00~20:30にて、オンラインイベント『「じぶん」軸で進める本当の企業選び』を実施!「じぶん」軸をもってキャリアを進んできた大人たちの会話をレポートしますので、参考にして、これからの就職活動に突き進んでいきましょう!
「じぶん」軸で進める本当の企業選びをテーマに、イベントスタート
司会者から、『「じぶん」軸で企業を選ぶヒントを得る』ことを今日のゴールに、誰かに教える、アウトプットするつもりで参加してほしいとメッセージでイベントをスタート。企業ごとの紹介を実施したのち、パーソルキャリア株式会社の今村さんをファシリテーターに、イベントのメインテーマである『「じぶん」軸で進める本当の企業選び』についてのトークセッションが始まりました。
Q1. 就活時に、どういった軸で企業を選んでいましたか?

大学時代の学んでいたテーマに携われるか/課題解決につながっているか

2つ目の課題解決という軸で、最初はコンサルティング業界を志望していたのですが、お客様先の企業に課題の解決策を提案するだけでなく、その企業が実際にどう取り組んで、ちゃんと結果が出たのかまで関わりたければSE(システムエンジニア)がよいという話を先輩に聞き、最終的に、「SEとして課題解決に取り組めること」と「人」という軸で、NTTデータへの入社を決めました。
自分が感じていた問題意識や価値観と、企業の考えが共通しているところ

入社したドワンゴという会社は、2013年から本気の人だけに応募してほしいという意図で、新卒就活生から選考の受験料をいただいているんです。お金をとることが一番いいやり方かは議論の余地がありますが、本当にしっかり選んで就活することが大切というメッセージを出し、具体的な取り組みもしていて、こういった決断を、意志をもってできている会社というところに魅力を感じ、転職しました。
個人・経済・社会の3つの円が重なる企業へ

人間は環境がつくっていく、という思いがあり、かっこいい人になりたかったらかっこいい人に囲まれなきゃいけない。情熱的でかっこいい人がたくさんいる会社に行こう、という想いでサイバーエージェントに入社しました。



Q2. 最近の就活生はどういった軸で企業を選んでいますか?
やりたいコトか、はたらくヒト・環境か

社会問題への取り組みや、グローバルに目線を置いた学生が多い

興味を持った分野をとことん考えられているか

人事としては、皆さんの考えを知りたいと思っているので、どんな教育に興味があるのか、どんなことを考えているのかをぜひ面接で話していただきたいですね。

Q3. 入社後、どんな人が活躍していますか?
自分がやるべきことを主体的に考え、自分なりに工夫して動ける人

自分がやるべきことを主体的に考えて、頼まれたこと以上にもっとやるべきことがあるんじゃないかと動いている人の方が、その分自己成長が早いですね。
仕事を自分事としてとらえて、創意工夫ができる人

素直でいい人/言うことが壮大で、やることが愚直

イメージとして描いているもの以上は達成できない。大きな野望や成し遂げたい想い、どういう組織にしたい、事業にしたい、どういうビジネスマンになりたいかを宣言することが大事です。周りからどんどんフィードバックをもらって、さらにブラッシュアップしながら目の前の仕事に向き合っていくと、いつのまにか成果が出て、評価される。そして、めざしているものに抜擢される。
「素直ないい人」であることがマスト条件ですが、「言うことが壮大でやることが愚直」ということがプラス条件になっていると思います。

Q4. 会社に入って、やりがいを感じた瞬間はどんな時ですか?
目の前のメンバーが劇的に成長して、メンバーがハッピーになっていく瞬間

誰も創っていないものを創っている楽しさとワクワク感

弊法人は、新卒・ベテラン関係なく、周囲を納得させて積極的に巻き込んでいける提案であれば比較的受け入れられやすい土壌があるので、社員は、自分たちの提案が採用され、新しいものが生まれていくことにやりがいや達成感を感じるようです。中には、その企画が新聞やテレビに掲載されることもあったりします。
お客様から直接感謝をいただいたとき/学生の成長を実感した瞬間

人事になってからのやりがいは、学生の成長ですね。インターンは育成目的もあって実施しているので、「今までの人生の中で価値観が変わった」「すごく成長できた」という声をもらったときに、採用云々よりも、学生の成長に関われたことが嬉しく、やりがいを感じた瞬間です。

Q5. 就活をするみなさんへ、一言アドバイスするとしたら?
自分に向き合って社会を知る機会を楽しんで

自分の適性と職種のマッチングを、一歩踏み込んで考えてほしい

さらにもう一歩踏み込んで、例えば、商社の営業とメーカーの営業では何が違うのか、どういうタイプがあうのかというところまで分析できると、自分にあった仕事が見つかってくると思います。
こういう仕事をするんだ、こんな大人になるんだ、ということを宣言して、考えながら走る

就活はみんな一緒で、みんなはじめてだし、みんな得意じゃない。だからこそ、前に出て表現して、フィードバックを受けてブラッシュアップしていかないといけません。色々な人に考えを当て続けて、より良くしていくことが大切だと思います。
いい意味での「鈍感力」を大事に、就活を楽しんでほしい

例えば落ちたから人生がダメになるとか、そういうことではなくて、たまたま縁がなかっただけ。一社に勤め続ける人もいれば、転職して複数の職種を経験する人もいます。最初の就活の合否がこれからの人生のすべてを決めるわけではないので、いい意味での鈍感力を大事に、就活を楽しんでほしいなと思います。
悩むよりも行動して、量を増やしていくこと~質疑応答~

さて、ここから学生のみんなからの質問に応えていきました。イベントでは多数の質問へ回答していきましたが、特に印象的だった質問と回答を紹介します。
Q. 単純なのか、企業の説明を聞くと、すべて魅力的に見えてしまう。本質を見つけるには?




毎月自分のことだけを考える時間を1時間半取っているのですが、じっくり自分の考えや思考の癖を深ぼる時間は社会人になるとなかなか取れません。学生の時間があるうちにやってほしいですね。例えば、「メモの魔力」という本を使って、自己分析の問題を1,000問解いてみるとかがお勧めです。
2点目の、スケジュール思考でアクションを積み上げること、についてですが、結局、締切や目標がないと、いつまでも自分探しの旅に出てしまう。私の場合は、この日の面接までに話せるようにしたいので、その間にいくつか面接を入れて、質問への回答を練習しておこう。面接で受けた質問や指摘について、こういう質問が来るということは、回答は先に準備しておく必要があるなと決めて進めていました。網羅的にやることと、目標を設計してやることが大事だと思いますね。

自分の長所はこれだとか、自分は認めていない短所とかも見つかりますね。今は無料でできるツールがあるので、いろいろやってみると自己分析のヒントになります。
Q, 自己アピールできる経験がなくて、どうやって強みなどを表現したらいいか?




Q. 学んだことが仕事に関係ない学部や、理系・文系で不利になったりしないでしょうか?


私は法学部出身で、新卒入社後に広告事業部の営業を担当していたのですが、営業として新規の契約書をたくさん交わさないといけないときに、法務としてどのポイントを押さえておけばいいかがわかっているため進行が楽でした。勉強したことに捉われすぎる必要はないけれど、無駄だとは思わないでほしいです。
Q. インターンシップについて質問です。ESはどう書けばいいのか?また熱量がないなど、面接にたくさん落ちていてどうしたらいいか?



私は、書いたら友達によく見てもらっていましたね。自分のことをよくわかっている信頼している人に見てもらうのがいいですよ。LINEのオープンチャットに出すとかじゃなく(笑) 俺の良いところ言ってよ、といったらパッと言ってくれる友達とかね。エントリーシートを見てもらって、「お前のいいところ伝わってないぞ」と言ってもらえると、ポジティブに感じながらより良くしていけます。

Q. 就職がゴールではないと思います。皆さんの目標や将来像を聞きたいです!




自分がどういった軸で、どのような企業に目を向けていくべきかを考えるきっかけに

90分の時間はあっという間に過ぎ去り、イベントの終了を迎えました。イベント内容から、「じぶん」軸で企業を選ぶ、ヒントはつかめましたでしょうか?イベント後のアンケートでは、下記のような声をいただきました。
先輩の体験記
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今後自分がどういった軸で、どのような企業に目を向けていくべきかを考えるきっかけになった。
何かすごい経験を話して欲しいわけじゃない、面接官はその人がどんな人なのかを知りたいだけなんだという話は、何とかすごい経験をと考えていた私にとってとても驚きでした。今回、企業側のお話を聞いて、就活生側と企業側では考え方や視点が少しズレていて、それに気がつくことも大切なのかなと感じました。島根大
先輩の体験記
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どの企業も新卒に求めている人物像は共通している部分が多く、自分の頭で考えて行動できる人に自分もなれるように頑張りたいと思いました。
早稲田大
就活は情報戦といいますが、溢れる情報に流されず、自分の軸で一つずつ進む道を選んでいきましょう。迷ったらまずは発信、表明すること。不安だったら信頼できる友人や家族を頼ること。OBOG訪問や、私たちdodaキャンパスもどんどん活用して、一緒に納得のいく就職に向かって進んでいきましょう!
キャリアの可能性を拡げるアプリサービス「マイポテ」 by パーソルキャリア株式会社
ファシリテーションを担当いただいた今村さんが提供している「マイポテ」。新卒としての就職活動だけでなく、その先も続いていくキャリアを考えるヒントに、ぜひご活用ください!
サービス概要:キャリアの可能性を拡げるアプリサービス
提供開始日:2019年12月9日(月)
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